投稿一覧 ‘DIY’

雨といの部品(アナデジなDIY)

2014-01-17

カーポートの雨といなのですが、経年劣化なのか写真のように肝心な部分が欠落して役目を果たしていませんでした。
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部品から複製するには、3Dスキャナーを使って、物をつくるためのデータ、図面化を現物から取得するリバースエンジニアリングという手法があります。
ここではその3Dスキャンではなく、実物をノギスで測定し、データ化は3次元CADで、製作は3Dプリンタで行ったため、アナログな測定+デジタルなものづくりと言ったところでしょうか。
gutter_cap-01gutter_cap-02
複雑な形状ではないのでスムーズにデータ化できました。 

そして、3Dプリンタへ出力。造形時間はおよそ1時間
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  左:オリジナル部品

  右:3Dプリンタで作製 
 
 
 
 
 

熱溶解積層造形では、内部が完全に樹脂で埋まっているわけではありません。内部を樹脂で埋める際にヘッドのツールパス間に隙間が出てしまう部分があるからです。
この部品は、雨を受け止めてパイプの方へ流さなくてはならないので隙間から水漏れしないように、内側を樹脂でコーティングしました。
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  取付けもうまく行きました。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

先日の雨や、雪解けの日もありましたが、機能は果たしていました。
ABS樹脂です。これから本当にフィールドテストです。どのくらい持つでしょうか。
楽しみです。

ラッチ錠のカバー製作

2013-11-14

個人のお客様からのご依頼による製作事例です。
徘徊防止用に業者にカギをつけてもらったそうですが、そのカギがラッチ錠だった為、誰でも開けられてしまうのでロック用のカバーを考えたそうです。
Latch lock

依頼者ご本人が設計され、3次元データを作成されました。
LatchCover2   Catalyst
造形では積層の向きについて考えました。
錠の稼働するバーにひっかかるフック形状部分が、錠への着脱時に両外側へ開くようにたわむので、このたわみに強い方向になるような積層方向で、且つ、サポート材が少なくなる向きで造形しました。(造形時間:2時間15分)

完成品を取り付けた状態です。
P1010418

ヤドカリ

2013-01-08

平成25年
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年始早々に「ヤドカリ」…??
と言うのは、昨年の夏に海で捕まえてきたヤドカリが秋ごろ脱皮したのをきっかけに、(脱皮=成長しているので)新しい「宿」を用意しようと思い、3Dプリンタで作製したわけです。

幾何学形状の宿を借りることはできるのか?!
kai03 test3-shell
普段は殆ど使うことのない可変ピッチのヘリカルで、貝殻実物を観察しながらの形状作製でした。
外観はすっきりと円錐形。でも変な形状を背負っても動きにくくて迷惑かも知れませんね。

実はこれは3度目のトライで、過去2回はお気に召さなかったようです。自然相手のものなので簡単にはいかないとは思っていますが、大きさは勿論のこと、殻の材質にも関係があるのでしょうね。ベストの形状と石灰質の硬いものがお好みなのか。 

今回は・・・
HC01 HC02
殻に手を伸ばしつつも、みらめっこ状態。そして何事もありませんでした。
敵か何かと思ったのか、住み具合でも見定めていたのか?

自然のものが最適ですかね。

ストラップ

2012-04-23

市販の物を買えばよいものを…
しかしそこはやっぱり作ってみるのが性でして。
革を使ってみることにしました。
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インサートする段階で一時停止。
 
 
 
 
 
 
 
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サポート材を取り除いて、抜け防止の突起に合わせて革をセット。
革はクラフト店に売っているものです。

そして造形を再開します。

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ふたたび一時停止して市販のストラップ部品をセットします。
(革をセットしたZ位置とは違うので2度必要になります)
その後、すこし手を加えて造形再開します。

st04 st05
完成です。

スマホカバー

2012-03-03

最近スマホに変えました。
カバーをつけたいが、気に入ったものがありません。そこで3Dプリンタで「自作」することに。
コンセプト
ワンセグや動画を快適に視聴できるよう、スタンドを内蔵し立てられる機能を設ける。
(スタンドはごつく出っ張ったりしない)
積層途中の好きな場所で造形材料色を切り替え、2色を使ったデザインとする。
CPC_cad1CPC_cad2

 
 
 
 
 
 
 
 
スマホ本体のモデルを作り、そこからカバーを設計。

CPC_cad3

スタンド機能もアセンブリで確認。
 
 
 

 
 
 
 

そして3Dプリンタで造形 —— 造形の様子(連続写真)

造形途中で一時停止して材料を白から青に入れ替えます。
指定層数を造形後、また一時停止して青から白に入れ替えます。
一時停止は造形ソフトで何層目かを指定します。 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
完成です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

CPC1 CPC2
CPC3

ガイガーカウンター

2011-09-28

ガイガーカウンターのキットを購入、そして組み立てました。
基板むき出しのままでは持ち運べないので、筐体を作ることにしました。
DSC00523 DSC00524
上側の透明な管がガイガーミューラー管で空中線を感知する部分です。β線、γ線の両方を拾う
仕様のようです。

キットのためディスプレイやLED、スイッチなどの位置が決まっているので現物に合わせての
筐体設計です。
特にLEDはディスプレイと同じ面(高さ)にする構想があったため、基板ベタ付けにせずゲタを
はかせて取り付けました。
pic01 pic03 
そして3Dプリンタで出来上がったパーツが4点
DSC00534
上ケース、下ケース、電池蓋、
タクトスイッチ用ボタン

上ケースのディスプレイ部と
LED部の窓には、
透明のPET板を貼り付けて
います。  
 
 
 
 
 
 
DSC00536 
ストラップの取り付けを想定して、
Dリングをインサート造形しました。
3Dプリンタでのインサート積層造形は当社の特徴です。

また、電源スイッチはスライドスイッチだったので、
スライドする構造を
アセンブリ状態のまま造形しました。
3Dプリンタなら可能です。

早速組み立てます。
DSC00533 DSC00538SW1
付属のアルミ管をGM管に被せてγ線のみの測定仕様としました。 [スライドスイッチ部分↑]
基板は3mmのトラスタッピングねじで固定。

DSC00540 
下ケースはナベM3ねじで固定。(上ケース側にM3タップ加工)
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白い丸い部分がタクトスイッチ用ボタン 
 
 
 
 
 
そして完成です。
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構想・設計時間 + 約7時間(造形時間)

一輪ざし

2011-04-22

今日は夕方から雨の予報。
せっかく庭に咲いた桜も散ってしまうのかぁ~、と考えていたとき、思いつきました。
よし、机の上で楽しもう”デスクトップ花見” って、花瓶に飾るだけです…

しかし、そこはあえて、3Dプリンタで作ります。 一輪ざしということにしました。
まあ簡単に回転体で、と思って始めましたが、なかなか気に入った形が出来ないんです。

scketch
いろいろやっている中には
徳利に見えたりするのもあり、
何が、何処が、そう見えてしまうのか、
その境界はなんなのか、奥があるものだと感じました。

tubo
結局、いろいろとモデルを描いてみて比較しましたが、現物を見るとまた印象が違ったりもして
意外と時間がかかりました。

そして完成です。
DSC00310 DSC00312

ちょっとだけですが陶芸家の気持ちがわかるような気がしました。

作製時間 :悩んでいる時間 + 50分(造形時間)

水栓修理

2011-04-12

B03-01
  キッチンの水栓の調子が悪くなり、水流をストレート→シャワーに
  切り替えることが出来なくなりました。
  ボタンを押し込んだ状態で固定されシャワーになるべき機能が
  バカになったようです。

 
  これはとりあえず分解して探るしかない!

B03-02 
B03-03    B03-04
奥の丸い穴がふさがれば・・・      これが動いて穴をふさぐのかぁ

B03-05     B03-06
何か奥の白いものが欠けている!    ここを取り外してみました。

B03-07 B03-08
原因は、シャワー切り替えボタンと連動して動くべき部品の破損によるものでした。

早速、部品寸法を測定してCADに描いてみました。先端の溝部分は画像から取り込みました。
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  実はこの溝が重要で、切り替えボタンを押す度に
  ON-OFFが切り替わる仕組みのものとわかりました。

  全長40mm程度の部品です。

B03-09 B03-10 B03-11
奥 :3Dプリンタで作製(丸穴はドリル加工にしました)        パッキンを付け替えて、
手前:オリジナル部品                                                    元通りに組み立てていきます。

B03-12 B03-13-1 B03-13-2
                                                   水流ストレート              シャワー(固定されました)
B03-14
spare
  めでたくシャワーが
  使えるようになりました。  

                    オリジナルの部品を
                    活かして予備の部品も
                    作っておきました。

 

制作時間(CADデータ作成~完成):2時間(水栓の分解・組み立て作業除く)

レンズアダプター

2011-02-02

DSC02637ルーペを肉眼で覗いた状態をデジカメに収める時、
デジカメのレンズの先端にルーペを押し当てて撮影をしていましたが、
安定して固定出来ないのでレンズとルーペの軸(メカ位置)が合わずに
ルーペの縁が映ったり、画像の歪が偏ったりしていました。

 
光軸≒メカセンターでよしとしてルーペを固定する治具を作製。
adapt_lupe DSC02635 DSC02636
          3D CADで設計                               完成                         ルーペをはめてみる  

DSC00169 DSC00170
デジカメに装着                                  ルーペをはめる

千円札 囲み Sマーク
  囲みの部分を拡大                           お札のシークレットマーク
マイクロスコープの代わりになるかな?

制作時間(CADデータ作成~完成):4時間

ヒンジ

2011-01-20

パソコンデスクのキーボードを置く引き出しトレーが、運搬中にスルリと抜けて落ちてしまいました。
その時、引き出し先端部の開閉用ヒンジの一つが見事に真っ二つになり、どんな接着剤でも修理出来ませんでした。

b01-01

b01-02 では、同じヒンジと交換しようと探してみましたが、どうしても同じものが見つかりませんでした。(海外から持ち込んだからか?)
仕方なく類似のものを探して、切ったり削ったりして取り付けてみました。

b01-03

しかし、ヒンジの軸が左右で合っていないために、先端部のフタが傾いた状態で取りついた状態となり、きちんと閉じることができなくなりました。

b01-04 b01-05

この状態のまま数年間が過ぎ、ずーっと気になっていたので、3Dプリンタで作ることにしました。

この程度のものなら現物を測定しながら、直接3D CADで描いた方が、紙に描く方より早いです。

b01-07a b01-08a

ヒンジはそれぞれの形を造形し、軸に鋼の棒を入れて組み立てる方式としました。

負荷のかかるところではないので、金属でなくても充分に機能を果たします。

b01-09 b01-10

制作時間(CADデータ作成~完成) : 6時間

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